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杜の大切な資源を頂きました。


十二の杜オートキャンプ場は12月に入りすっかり冬の山になりました。
山暮らしの生活は四季によってやるべきことが決まっているという事を暮らしながら学んでいる毎日でございます。
春には春のやる事、夏には夏のやる事、秋には秋のっていう具合にその時期に合わせて出来ることが決まっているのです。
その中で冬になって出来る事の中の一つとして、木の伐採が有ります。
広葉樹が多い近隣では、薪ストーブの薪やキャンプファイヤーに使う薪の原木などの伐採はこの紅葉の終わった冬の間の行事となるのです。
理由はご存じの方も多いかもしれませんが、樹木の中の水分が少なくなり乾燥させる時間が短くなるという事があります。
夏場の水分を沢山含んでいるときに伐採してしまうと乾燥までの時間が沢山必要となり、かつ木の重量も重くなるために扱いが大変なために昔から続く生きる知恵の一つとなっています。
という事で、少し山の恵みを頂いてきました。
木の種類は栗の木です。
栗の木は虫が付きづらく腐りずらい木で昔から住宅の基礎部分によく使われている木になります。
今回は竪穴式住居の柱に使うために頂いてきました。
この木の土に接する部分を炭化させてから使うと長持ちすという事でした。
以前、三内丸山遺跡に行ったときに見てきた竪穴式住居や大きな建物も栗の木を使っていたので、こういう理由かと思います。
最終的にこの形になるかどうかはわかりませんが以前作り始めた竪穴式住居の柱を白樺を使ってみたら一年でキノコが発生してきたために今度は栗の木を使って作り直そうと思います。

最近知りえた情報で、森の中の樹木は全てに意識が有り、土の中の糸状菌という微生物ですべてが繋がっているという事を知りました。
ただ、生活のために必要なもということも有り、頂く際に感謝の思いで頂いてきました。
地球上の動植物は食物連鎖の中でつなっがているのだから樹木も繋がっていて当たり前のことだったのだと認識できました、今後は樹木を頂く際には常にそういって気持ちでありたいと思います。
樹木などは改めて伐採するだけではなく山にはすでに落雷などで倒れている木などもあるために、今後はそれらをまず回収して薪に使っていこうと思います。
それらが終わった後から必要になったら少し分けてもらう事としていこうと思います。
一緒に倒木の回収を行ってくれる人がいたらすごく有難いと思いますので、やってみたい人がいたらお声がけくださいませ。

本日も有難うございました。