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草屋根と薪ストーブと自然と、、、


十二の杜オートキャンプ場の管理棟は草屋根の建物になっております。
これは弊社G.K.Worksのシンボル的な建物だと思っています。
今年で10周年を迎える弊社は、十数年前に、これからの人類は自然と寄り添い、共存していくことが必要なのではないのかと考え、この「草屋根と薪ストーブのある暮らし」というものを提案し続けてきました。
当初は誰も見向きもせず、へ~、なんか変わってるね、、、おしゃれですね。
といった程度の認識しか無く、これは前途多難なものに挑戦をしているのかとも思ったことはありましたが、少しづつ世の中も変化してきて、本当に少しづつですが認知が広まってきたのかと思います。
そんな中、キャンプブームにものっかり、より人目に付く形で発展できたことに本当に感謝しています。

この草屋根と薪ストーブがあると一体どんな暮らしが待っているのかと申しますと、簡単に言うと、自然の力をうまく活用して循環型の暮らしができるという事なのです。
そして、今ある環境問題やエネルギー問題にも大きく貢献し、これから本当に必要とされる情操教育の一環となると信じています。

草屋根の効果とすると、最強の外張り断熱として、夏は涼しく、冬は温かく、夏の暑さに対しては気化熱の効果を利用して自然のクーラーとして活躍してくれます。
冬になると熱を逃がさないことで薪ストーブの効果をより一層高めてくれるのです。
この、十二の杜オートキャンプ場は標高1000mくらいの場所に位置していることもあり、この草屋根の建物では夏場でもエアコンは使っていませんでした。
さすがに35度を超える町場ではエアコンは必要になると思いますが、それでもこの草屋根の建物が増えてくれればヒートアイランド現象が緩和されてくればエアコンを使わずに過ごせる夏は来るものだと思っています。
そして、冬は薪ストーブを使い暖を取ることになればどれだけ化石燃料に頼らない暮らしができることか、想像するだけですごいことが起きるのではないのかわくわくしてしまいます。
しかも、薪を使い暖を取ることなる、自然と薪の需要が増えてきて、今手つかずになっている山林に目が向いて薪を求めて、山の整備につながることも夢ではなくなるのではないのかと思っています。

そういった一連の事が最終的に意識の変化に向かってくれるのではないのかと期待しているところです。
そうなのです。
この意識の変化こそが最大の目的であるです。

私のような力のない一個人が思う事としてはかなり大それた事だとは思いますが、誰かが思い、伝播していかなければ何も変わらずに何事もなかったかのように一生が終わってしまうのだと思います。
しかしながら小さな一歩だとしても誰かが踏み出し、共感してくれる仲間が一人でもできればそれは無駄ではないのだと思います。
少しづつでもよいので、輪が広がってくれれば幸いかと思います。

本日も有難うございました。